― 片道5万円の一人旅#8―
ちょうどいい街ブルサ
翌日、朝から市内を観光した。市内は特別な観光地ではないが、軽く見て回るにはちょうどいい街だった。最初に向かったのは「Bursa City Museum」。有名なトルコの英雄アタチュルクの像が正面にあり、そこを通り過ぎると博物館が見えてくる。
入場は無料。展示物の数はあまり多くないが、トルコ語のみで書かれた説明文をGoogleの画像翻訳で読み解いていくのが妙に楽しかった。内容はあまり覚えていないものの、「いい時間の使い方をしたな」と満足感があった。
市内のにぎわう場所といえば、やはりグランドバザール。グランドモスクという有名なモスクの周辺にある。ここのバザールも結局は土産物屋が多く、そこまで楽しめなかったが、ブルサ名物の「イスケンデルケバブ」を食べられるレストランを見つけたので、迷わず入った。
運ばれてきたのは、想像していたケバブとはまったく違う見た目の一皿だった。薄くスライスした肉の上にトマトベースのソースがかかっており、自分の知っている「ケバブ」とはかけ離れたビジュアルだった。しかし、やはりトルコ料理。期待を裏切らないうまさだった。トマトソースとスパイスの効いた薄切りの肉が絶妙にマッチしており、ヨーグルトソースでの味変も楽しめ、思わず夢中で食べてしまった。


カッパドキアへの長い夜行バス
昼過ぎ、観光も食事もひと段落ついたので、宿に戻って荷物を回収した。ブルサでの滞在は短いものだったが、ローカルな雰囲気を味わうにはちょうどよかったと思う。そして、これから向かうのはトルコ旅のメインイベント。そう、カッパドキアだ。
カッパドキアまではもちろんバスで向かう。昨夜下車したバスターミナルへ再びタクシーで向かった。改めて外観を見てみると、まるで空港のような作りで驚いた。時間があったので中をぐるりと歩いて探索してみたり、ベンチでのんびりしたりしていたが、ふと「上着を買い忘れた」ことを思い出した。
というのも、トルコの気温は9月下旬でも昼間は30度近いが、夜になると一桁台まで下がる。さらに、これから行くカッパドキアは標高が高く、寒暖差が激しいらしい。防寒具を持っていないのはさすがにまずい。そう気づいたので、急いでバスターミナル近くの巨大ショッピングモールへ向かい、上着を購入した。服を買って戻ると、ちょうど出発の時間が迫っていた。バスに乗り込み、まもなく出発。日付が変わる前には目的地に着く予定だ。
途中のサービスエリアでは「チャイ(紅茶)」を一杯。寒空の下で飲むチャイは格別にうまく、独特のガラスの器とともに、旅情をより一層かき立ててくれた。


休憩を終えると、バスは再び夜の高速道路を走り出した。この時点で既に1時間ほど遅れている。途中途中で乗客を降ろしていくうちに、車内の人数が減っていくのを見て、なんだか不安になってきた。しかも、降車場所はバス停ではなく道路沿い。暗闇の中で「まだかまだか」とそわそわしながら窓の外を見ていた。
ようやく到着した場所は、見事に何もない道路沿いだった。とりあえずここに立ち尽くしているわけにもいかないので、タクシーを探す。宿からは催促のメールと電話が来ていたので、焦る気持ちを抑えつつ歩いていると、偶然タクシー会社の営業所を見つけた。
インターホンを押すと、中から眠そうな顔のドライバーが煙草をふかしながら出てきた。促されるままにタクシーへ乗り込み、別のドライバーが送ってくれることに。道中では時速80kmほどで飛ばしていたので少し怖かったが、無事に宿へ到着。料金も正当で、ぼったくられることもなかった。
宿のカウンターではスタッフがひとり待っていてくれて、鍵を受け取る。部屋に入ると、シャワーも浴びずにベッドへ倒れ込み、そのまま眠りについた。


コメント
トマトの料理のやつって日本人のお口に合う感じの料理ですか?
1班の家庭でも作れますでしょうか…?
あとどうしたらこのサイトのファンが増えるでしょうか…?
イスケンデルケバブは家庭で再現するのは難しいですね…もちろん絶品ですが
ファンは焦らずともいいものを書いてればついてくるはずだから、地道に投稿をしていきたいですね
おんJで宣伝するのだけは辞めたほうが良いと思います